2006年には97人に内視鏡的粘膜下層剥離術(ESD)。また、化学放射線療法後の10人、放射線治療後の1人にも、再発遺残に対する救済治療として内視鏡的粘膜切除。2006年には頸部食道がんの5人を含む134人に、食道がんに対する手術切除を行ない、胸部食道がんには頸部を含めた3領域リンパ節郭清を行う。手術前の補助化学療法も始めた。化学放射線療法後の再発や遺残に対する救済切除手術も増加、他院で治療を受けた後を含めて10人に施行。切除手術が標準治療である進行度I期、II期、III期の食道がんの患者さんであっても、治療選択のための説明を行った後で、非手術治療として抗がん剤を用いるいわゆる化学療法と放射線療法を組み合わせた治療法、化学放射線療法を2006年には、進行度I期は39人中25人が、また進行度II期、III期では123人中40人が化学放射線療法を選択。化学療法で使う第1選択の薬剤はプラチナ製剤(シスプラチンなど)と5FUの併用療法ですが、効かなくなった場合にはタキサン系(ドセタキセルなど)を用いています。80歳以上の高齢の患者さんや腎機能障害などで化学療法ができない患者さんに対しては、初回の治療として放射線照射を単独で用い、2006年には6人に行った。根治を目指した積極的な治療ができない場合は、疼痛コントロールの専門医や不安症状に対応する精神科医を含む緩和医療チームと連携し、食事を食べられるようにするためのステント(内腔を確保するための筒状のもの)や胃瘻などの処置を行う。さらに、ホスピス入院や在宅でのケアについては、ソーシャルワーカーをとおして自宅近くの地域医療施設と連携を進めている。日月 裕司医長、井垣 弘康医長、加藤 抱一がん対策情報センター長、外村 修一先生
目 次
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